2014年 11月 24日
なんとか滑り込みで間に合った〜! 日本民藝館、カンタと刺子展。 行ってきました。 学生の頃、海外を旅して周っていた時から その土地を感じる民族衣装が好きで、 それがきっかけで のちに織りと出会ったのだけれど、 手仕事はやはりなんでも好きで、 カンタや刺子にもとても惹かれます。 やはり手仕事にはいろいろな想いが 込められていると思うから、 好きなんだろうなー。 細かく軽やかで絵画のようなカンタと 直線的で力強く端から端まで 整然とくり返される刺子に 国民性が見えてきたり。 私も一人の作り手としまして思うところ、 とにかく美しい… そして、狂ってるよなぁ…って もう圧倒されるほどの 細やかな、ひたすらな手仕事。 用の、美。 特に、布がぼこぼこになるほど たくさんの色が刺し込まれた 鮮やかな婚礼用カンタと、 子ども用の足袋と野良仕事用の股引に 施された細かい菱刺の模様 素晴らしかったなぁ。 今より便利じゃなくて、 何をするにも手間も時間も かかっていたはずなのに、 一針一針ていねいにどれほどの時間をかけ こんなにも素晴らしいものが 日常に作られていたと思うと。 想いは今だって昔だって 変わらないはずなんだけど、 便利でなんでもすぐできちゃう現代との スピードの違いに唖然とする。 織りも、時間かかるし手間もかかるし、 なんで織りをやっているんだろう… って自分でも思うことあるけれど、 やっぱりわたしは古い人間なので 手間とか暇とかのあいだに そこに生まれる物語なんかが大切で、 好きなんだよなぁと再確認。 おかげでやる気もりもり、 さー帰って仕立てやろーっ。
by ito-shiki
| 2014-11-24 15:13
| 日々のこと
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